日中は残暑がまだまだ厳しいですが、朝晩は少し過ごしやすくなってきました。季節は少しずつ秋向かっているようです。

先日9月1日は『防災の日』でした。

96年前に起きた関東大震災にちなんだたこの日に、毎年各地で地域の防災訓練が行われています。

そこで今月の薬局通信は、

災害時に備えたお薬の管理

について今一度確認しておこうと思います。

ご自宅の救急箱に使用期限の切れたお薬が保管されていませんか。

災害が起こった時や避難所で生活する時、そこでのストレスにより体調を崩してしまう方が大勢います。風邪薬、整腸薬など最低限のお薬は保管しておくようにし、数カ月に一度備蓄のチェックをしましょう。

また避難する際にケガをしてしまうことも考えられます。包帯・ガーゼ・消毒液などすぐに応急手当ができるように準備しておきましょう。

もう一つ大事なのが、「持病のお薬」です。

慢性疾患の方は災害時であっても必ずお薬を飲まなくては命にかかわることもあります。

最低3日分用意し、外出時にはお薬手帳と一緒に携帯しましょう。

お薬手帳には今までの服薬歴が記録されています。避難所の救護所で正しいお薬を伝えられれば、限られたお薬の中から代替できるものがわかります。

日頃の備えが命を救います。ご家族にも自分のお薬情報を共有して、いざという時に備えておきましょう。